PTA会長が「なぜあの人は人前で話すのがうまいのか」を読んでできるようになったこと

PTA

私がPTA会長になってからの一番の苦労は、人前で話すことでした。

PTA会長になれば行事での挨拶や役員の定例会など、大勢少数に関わらず「公に話す」機会が増えます。

また、立場的に関係各所のトップとの会議や懇親会などもあり、この時の会話が辛かったのです。
この辛さは一言でいえば「経験不足」と認識していました。

TPOに合わせた会話ができない、または面白い(実のある・または笑わせる)話ができないことが苦労の基でした。

個人的な苦労だけであれば、経験を積めばそのうちにどうにかなると考えたと思いますが、PTA会長の任期は数年ですし、一番の懸念点は私のPTA会長の質が学校や子ども達に悪影響を与えるのではないかということでした。

「話す質」が悪いと内部的には求心力を失う可能性があると考えました。
また、対外的には機会損失に繋がる(学校へのサポートや人脈の途絶えなど)のではないかと危惧し、
少しでも早く少しでも現状から改善をするべきだと考えたのです。

 

そこで、この経験不足を本から学ぼうと思いました。

それが なぜあの人は人前で話すのがうまいのか」 です。

何故、この本に巡り合えたのか記憶も記録もありません(^^;

読んだのは数年前になりますが、本のことをシェアしますね。

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著者紹介

著者:中谷彰宏氏
1959年大阪生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科を卒業し、博報堂で8年間CMプランナーを担当し、その後、(株)中谷彰宏事務所を設立。
現在は俳優としてオスカープロモーションに所属。
映画(ミナミの帝王)やドラマにも出演。笑っていいともでもレギューラーの経験あり。
著書も「なぜあの人は」シリーズなど、多数あり。

いろいろな経歴・経験をお持ちなのですが、私がこの本を選んだ時は著者で選んだわけではありませんでした。

というか、著者の中谷彰宏さんが映画やテレビに出ている人と知ったのは、実はこの記事を書いている今です(^^;

私がこの本に巡り合った記憶・記録がないと冒頭に書きましたが、本の題名でAmazonを検索したか本屋で目に留まったのかの何れかだったのでしょう。

本の概要

「人前で話す」ことをテクニック面とマインド面の両面を具体的に指南してくれます。

本の冒頭に「人前でうまく話すための58の方法」が箇条書きで58個ずらっと書かれています。
そして、この58個を解説するような形での章立てです。

人前で話すテクニックとマインドを具体的な場面を例にして、中谷さんのエピソードも交えながら解説がなされています。
章立ては下記のとおりです。

  • 第一章 自己紹介のうまい人、ダメな人
  • 第二章 上手に伝えることのできる人、できない人
  • 第三章 なぜあの人は話がうまいのか
  • 第四章 なぜあの人は大勢の前で話すのがうまいのか
  • 第五章 うまく話し方を学べる人、学べない人

この本から私が得たもの

本の冒頭の「人前でうまく話すための58の方法」はその58個が箇条書きされているだけなのですが
人前で話すことが苦手な私にとっては、この58個を読むだけでいきなりレベルアップした感があります

箇条書きなので、実際に中谷さんが書いていることは本文を読まなければ分かりませんが、そのキーワードだけでグサリと痛いところを突かれたり、ヒントを得られたという反応があります。

これは誤解する可能性もあるのですが、人前で話す際の留意点キーワードとして薄っすらとでも頭に残ることは大事だと思いました。

PTA会長としてレベルアップさせてくれた章

第一章 自己紹介のうまい人、ダメな人

特に苦手意識を持っていた関係先との懇親会の場面が思い浮かびます。

私は学校のPTAではトップである会長で、お相手も何々協会の会長で、お互いの責任者としての立場は対等です。
しかし、私の本職はサラリーマンであり、PTAのプロかと言えばだんだんとトーンが落ちてきます。
もちろん責任感もやる気もあるのですが、お相手はその道で長年のプロですよ。年齢も私より上のことがほとんどです。

そうすると、立場というより人間としての経験値で、こちらは見劣りしてしまいます。
そんな状態で、お面白くない自己紹介をモジモジしてやってたりすると、見劣りだけでなく本当に劣ってしまいます。

この章では自己紹介の大切さとテクニックが書かれていました。
精神論ではなく、自己紹介の大切さを裏付けして、具体的にどうしたら良いかが分かりました。

また、マニュアル本という訳ではないのです。
書かれていることを踏まえて実践しても「マニュアル通り」だとは思われないでしょう。
実践しても実際の自己紹介の中身はそれぞれなので違和感は全くありません。

 

一部ネタバレですが、いつ自己紹介を振られても、自分がどんな人間であるか話せるように準備しておくことが大切です。
その場面というかどのコミュニティでも同じ自己紹介はないのは当たり前かもしれませんが、いくつかのパターンを持つことと鮮度が必要です。

逆にどこでも話せる鉄板ネタもあると良いですよね。

第四章 なぜあの人は大勢の前で話すのがうまいのか

PTA会長の最も過酷な場面は行事での挨拶でした。
私にとって、この章はズバリな内容だったんです。

私の辛さの根源を自分で探ってみたところ、挨拶の中身(原稿)だけではなく「話し方」の方に辛さがあったことに気付きました。

そもそも私自身が面白い話ができないと感じていたため、できるだけ自分の言葉で伝えるために、原稿を読まないことを心掛けてきました。
しかし、それだけでは単純に「暗記して読む」ことになりがちです。
そうすると、話も面白くない上に暗唱しているという最悪な状態に陥ります。
これが辛さでした。

この章では、書いてある通り大勢の前で話すことを主に講演会を前提にしています。
講演の場合は聞く側とのやり取りがあったり、話す内容が原稿の通りに進められない(そもそも原稿が準備できない)ため、本の内容の方が、PTA会長挨拶より難易度の高い場面になっています。

ただ、PTAの行事での挨拶は異なることもありますが、私としては、自分自身の考えを大勢の人に伝えるという意味では同様ですし、話す本人と聞く人と司会がいるという場面は同じで、とてもためになりました。

一部ネタバレになりますが、その挨拶なり講演なりの直前に起きた話を冒頭に入れるとスムーズに話に入って行けることが書いてありました。

私がこの本を読んだあとの実践として、入学式や卒業式の冒頭をその場を見てアレンジするようにしました。
例えば小学校の入学式の場合は、恐らく、かわいらしい子ども達がニッコニコしながら元気に手を振って行進してくる反面保護者が緊張していたり、誰かが転んでしまったり。または天気に特徴があったり(晴天・雨・風)、桜の様子が特徴的だったり、そのような場面を予め思い浮かべていくつかパターンを考えておきます。

そして、その当日の状況に合わせて準備した内容を整えて挨拶に挑むようにしています。
挨拶の入り口で鮮度の高い話題を入れると、私の挨拶にも形式だけでなく血が通ったものであることが伝わるのではないかと思えるようになりました。

まとめ

私は「なぜあの人は人前で話すのがうまいのか」を読んで下記のことを学びました。

  • 自己紹介の準備と鮮度を意識しておく
  • 直前に起きたことを冒頭に入れるとスムーズに話しに入れる

 

これを実践したことで苦手意識がかなり解消されました。

また、PTA会長を辞めたとき、他の役員さんから「会長の話が徐々にうまくなっていきましたね」と言ってもらえました(*^-^*)

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