自動車の給油時に借りる車内拭き用の濡れタオルでは、メーターやナビに着いたホコリをさっと拭き取ることはできますが、隅っこのホコリには到達しません。
毎回気になっていながらも、掃除機を持ち込んでまでの気力はなくホコリは積もっていきますよね。
今回、セリア(100円均一ショップ)で掃除に使えるスライムを使って掃除をしてみましたので、使い勝手やホコリの取れ具合などを写真と併せてシェアします。
セリアには数種類のスライムがある
セリアのおもちゃコーナーには10種類ほどのスライムがありました。
車内のホコリを取るために使うので、ベチャベチャしなく(水分が多くない)て、少しずつ使えるように保存ができるような器に入ったものを探しました。
今回選んだスライムはこちら↓
ケースが適度な大きさで取り出しやすそうで、「かためのスライム」という標記(ベチャベチャしてなさそう)があったので、これに決めました。
掃除用なのに「ラメ」は気になりましたが、100円なのでひとまず試してみるかってことで。
手触りはなかなか文字では表現しにくいですが・・
- 湿り気が少しある(ティッシュに置くと少し濡れる)
- 固めだけど自重で平たくはなる
普通のスライムですねってことになりますが、掃除に使う目的としては行けると判断できました。
これで掃除をしてみました。
スライムで車内の掃除(ドア取っ手部分)
ドアの内側にある取っ手のくぼみ部分です。
本来の目的はドアの開閉時に取っ手として使用することですが、一時的に小銭や駐車券やゴミ等を置いてしまうところです。
取っ手の窪みの底の部分にネジがあって、その溝に小さいゴミのかけらがあります。
また、底の方には細かいホコリもあります。
濡れタオルではホコリは取れますが、なかなか小さいゴミは綺麗に取れてくれません。
今回はスライムを直径3cmぐらい引きちぎって使ってみました。
たまたまちぎったところにラメが沈殿していて、手にラメが着きましたが、そのまま続行です。
このスライムを取っ手に押し付けながらコロコロ転がしながら汚れを取ってみました。
それがこんな状態になりました↓
ちょっと写真では分かり難いですが、ホコリは取れました。
ネジの隙間のゴミも取れましたが、少し錆びたように固まったものをはがすことまではできませんでした。
また、スライムのラメは手に着きましたが掃除している間に、スライムに吸収されたのか、掃除の後にはなくなっていました。
ドアの取っ手にもスライムのラメが付着することはありませんでしたよ。
スライムで車内の掃除(インパネ部分)
次はインパネ部分です。
ここは濡れタオルで拭きにくいですね。メインの速度計とタコメーターの真ん中ぐらいは拭けますが、隅っこはタオルの厚みで生地が届きません。
これをスライムでコロコロしてみました。
隅っこは押し付けながら念入りに転がしましたが、メーターの透明部分にも、周りの樹脂部分にも、スライムが付着することなく掃除できました↓
左側が掃除前で、右側が掃除後です。
掃除前(左側)のメーターの下部に白い点々がホコリです。
掃除後(右側)はそれがなくなりました。
写真には取れませんでしたが、メーターの周りの窪みの部分にあったホコリも取れましたよ。
スライムで車内の掃除(カーナビ部分)
次はインパネ横のカーナビ部分です。
ここは濡れタオルでもささっと拭いてホコリを払う感じで綺麗になります。
あまりスライムに期待する個所ではありませんが、やってみます。
この掃除前にガソリンスタンドに行きましたが、この撮影のため、ホコリを拭かずにとっておきました(^^; 結構ホコリの付着が激しいですね。
で、スライムでの掃除後はこちら↓
期待通りにホコリが取れました(^_-)-☆
スライムで車内の掃除(カップホルダー部分)
次はセンターコンソール前方にあるカップホルダーです。
ここもカップホルダー底の隅にホコリや細かいゴミが溜まります。
濡れタオルも届かないし、ゴミをすくってもこぼれたりして、掃除機が必要な部分ですね。
ここも、スライムを強めに押し当ててコロコロしました↓
これは綺麗になった状態が分かりやすいですね。
右側のカップホルダーは実はコーヒーがこぼれていた(乾いた状態)のですが、そのコーヒーもスライムの湿り気で拭き取ってくれました。
掃除前のスライムの透明度は既になくなって、黒ずんできました(^^;
ちゃんと汚れも拭き取ってくれているってことですね。
スライムで車内の掃除(センターコンソール部分)
次にシフトレバー/サイドブレーキ/小物入れのあるセンターコンソール部分です。
我が家のこの小物入れは芳香剤とナビのリモコンを置くぐらいですが、毎日使っていると何かしらのゴミやカスが溜まっていくもんですね。
ここは今回のスライム掃除で期待度が大きい部分です。
小物入れは期待通り、底のホコリとカスをしっかりとってくれました(*^^)v
シフトノブ部分も小さい何かのカスが取れていましたよ(写真では良く見えませんが、白いポツポツが少なくなっていますよ)。
スライムで車内の掃除(シート部分)
当初はインパネや小物入れなどの隅っこのホコリやカスの掃除のためと思って始めたのですが、このゴミの取れ方ならシートのゴミも取れそうな気がしたので試してみました。
かなり分かり難いのですが、赤丸の部分に何かのカスが落ちていました。
これは濡れタオルで拭くと、シートが濡れるし、カスも拭き取るというよりも払い落とすような形になるので、できればスライムで取れたら・・と期待しました。
スライムで掃除した結果はこの通り↓
分かり辛いのですが、一応ゴミは取れました。
ただ、スライムでの掃除はお勧めしません。
スライムで掃除中に、何度かスライムが部分的にシートにこびりついてしまいました。
何度かスライムを転がしたり叩き付けたり(軽く)して、こびりついたものをはがし取ることができましたが、ちょっと安定感がイマイチでした。下手すると取れなくなりそうな感じ。
このシートはジャガード織りなのですが、生地の方がスライムを掴んでしまうのでしょう。
樹脂部分とは勝手が違いました。
まとめ:スライムで車内の掃除のメリットとデメリット
今回、セリアの100円均一のおもちゃのスライムで自動車車内の掃除をしてみました。
全般的には期待通りに掃除ができましたので、今後も、スライムでの掃除は継続します。
ただ、万能ではないため、役割を明確にして使うのが良さそうです。
スライムで車内の掃除のメリット
- 手軽で簡単
100円均一で買えるし、掃除で必要な分だけちぎり取って使えます。
足りなければ追加してコロコロするだけで掃除ができて楽です。 - 隅々のホコリとカスが取れる
形が自由自在なので隙間のゴミもキャッチします。 - 後始末が楽
掃除の後はスライムはぐにゃぐにゃの個体なので、バラバラにならず風にも飛ばされず、ゴミ箱に捨てるだけです。
ラメ入りでも手指に残らないので酷く汚れることはありません(掃除後の手洗いはした方が良いでしょうね)
スライムで車内の掃除のデメリット
- 光沢は出ない
ホコリとカスは取れますが、樹脂部分やインパネ・ナビの光沢が出るということはありませんでした。
少し湿ってはいますが、そこまでの効果はないため、光沢を出したい場合は液晶用クリーナーなどを使うことをお勧めします。 - 布には向かない
シートの掃除でスライムがこびりつくことがありました。
こびりつきさえなければ、樹脂部分と同様にゴミは取れますが、スライムのこびりつきが剥がれないかもしれないので、お勧めしません。
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