小学校入学式のPTA会長の挨拶・祝辞 基本形と事例

PTA

PTA会長のその年の最初の仕事は入学式の挨拶(祝辞)ですね。

しかし、PTAの体制が決まるタイミングによってはPTA会長の最後の仕事になるかもしれません。

私もそうでした。任期としては前年度で終わるのですが次年度の体制が翌年度4月の総会で承認されるまでは前年度の体制のままであるため、入学式が区切りとなるわけです。

そんな入学式での挨拶・祝辞は行事の中でも少々厄介でした。

これを読んでいるPTA会長さんと私の挨拶・祝辞をシェアしますので、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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小学校入学式のPTA会長挨拶が一番気が重い

目をキラキラ輝かせて楽しみで仕方のないかわいい新1年生の子ども達と、フレッシュなお父さんとお母さんが不安そうな表情をして緊張している初々しさ(たまにベテランさんもいますが)が、春だなあと感じさせます。

でも、そんな呑気なことは言っていられないのです。

私の中では小学校の入学式の挨拶が一番気が重かったのです。

  • つい2週間ぐらい前まで幼稚園・保育園に通っていた子ども達に何を伝えればよいのか(伝わるのか)。
  • PTA会長が保護者と初対面する修羅場?!第一印象は大事です。

入学式のPTA会長の話なんて誰も聞いちゃいないよって分かっているのですが、スルーされるより悪い印象を与えてしまうとダメージは大きいです(^^;

「挨拶がうまくないPTA会長」

「緊張しいのPTA会長」

「わかっていないPTA会長」

それが転じて

「ダメなPTA」ってなってはならぬ!

それを表に出してくるモンスターには遭遇しませんでしたが、グダグダになってしまうと、そのように思われてもおかしくはないと思っていました。

人は見た目が9割?

メラビアンの法則ってご存知ですか?

感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。

出典元:「メラビアンの法則」『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』より。
2017年9月22日 (金)  4:52 UTC
URL:  https://ja.wikipedia.org/wiki/メラビアンの法則

別の解釈から転じて「人は見た目が9割」という本が出版されています。

(余談ですが、私はPTA会長になってから「伝え方が9割」という本を読んで話し方を勉強したことがあります)

結局、しっかり考えた内容でも口調や見た目の影響が大きいんですよね。。

この影響はどんな場面でも同じであったとしても、児童・保護者と初対面ではない卒業式の方が気がラクでした。

私からのお祝いの気持ち・伝えたいメッセージと、表情や身振りにギャップが生じないように気を付けなければならないプレッシャーがありました。

小学校入学式のPTA会長挨拶の基本形

たとえ、「見た目が9割」といっても、話そのものがグダグダならお話になりませんので、原稿はしっかり考えました。

場面の確認

私の別の記事「小学校卒業式のPTA会長の挨拶 基本形と事例」にも書きましたが、やはり基本形は押さえておきたいです。

「誰に」「どんな立場で」「何を話すか」「文章の構成」を考えます。

誰に対して?
・新入生に向けて
・新入生の保護者に向けて
どんな立場で?
・PTAを代表として
・来賓として
何を話すか?
・お祝いの言葉(新入生・保護者へ)
・学校生活に関する話題(新入生へ)
※楽しさや約束ごとなど
・PTAからのお願い(保護者(PTA会員)へ)

小学校入学式PTA会長の挨拶とは

PTAを代表し、来賓として

新入生・保護者へ

お祝いやこれからの学校生活のことを伝えます。

小学校入学式のPTA会長挨拶の文章の構成

基本的には「冒頭の挨拶」「新入生に向けて」「保護者(PTA会員)に向けて」「締めの挨拶」です。

”今日はおめでとう!学校は楽しいよ。でも約束事もあるんだよ。お父さんとお母さんも協力してね~”っていうことを伝えるのですが、区切って考えれば難しくありません。

冒頭の挨拶
・新入生や保護者へあいさつとお祝いの言葉を述べる
新入生に向けて
・小学校の楽しさを伝える
・小学校(や集団生活)の約束事を伝える
※ここが話の肝
保護者(PTA会員)に向けて
・PTA会員として子ども達や学校への支援のお願いをする
※学校の状況を踏まえて内容や言葉選びをします
締めの挨拶
・保護者や先生へ改めてお祝いのことばとお礼を述べる

要所は押さえなければなりませんが、入学式は新入生には長時間じっと座って待つことが難しい(できない)子もいますので、3分程度を目安にします。

気持ちを伝える工夫

あくまでも私の経験に基づく考え方ですが、2つあります。

原稿を読まない

いつもの私の勝手に課した「原稿を読まない縛り」です。

私はもともと話上手ではないため、できるだけ自分の言葉で伝えるために取り組みました。

考え方次第ですが、まだ小学生になったばかりの6歳・7歳の子たちに向かって原稿を読むよりは、分かりやすい言葉で子ども達の表情を見ながら語り掛ける方が良いと私は考えていました。

最後に文例を掲載しますが、砕けた言葉となっています。

しかしこれにはリスクもデメリットもあります。

話しの内容を覚えなければなりませんので、準備に時間がかかります。

また、祝辞を述べているときに頭が真っ白になることもあります(私は何度も経験あります)。

「原稿を読まない縛り」は私にとっては必要な取り組みでしたが、ここれを敢えて選択するかどうかはPTA会長さんご自身の特徴や心意気(大袈裟)と相談してやってみてくださいね。

これでグダグダになってその対応次第では「見た目が9割」の悪いケースにハマってしまうかもしれませんので(^^;

原稿をしっかり読む

逆に堅い言葉でしっかり原稿を作って、しっかり読むのもありだと思います。

何を伝えたいかにもよると思いますが、保護者や先生方にはPTAへの信頼感が増す可能性があります。

また、少なくともグダグダになって言いたいことが伝わらなかったということはないでしょう。

ただ、私の3年間のPTA会長時代では、一度も堅い言葉での挨拶はしませんでした。

今これを書いていて気付いたのですが、子ども達に語り掛けたい気持ちというのは、子ども達に私の顔を覚えて欲しい・声をかけてくれるようになって欲しいと考えていたことに気付きました(^^;

お陰様で、子ども達はよく声を掛けてくれましたよ(^^)

折衷案(ハイブリッド?!)

上記の2パターンに片寄しなくても良いかもしれません。

「新入生に向けて」の部分だけを原稿を読まずに子ども達を見て話し、それ以外の挨拶部分はきっちりと原稿を読むのでも良いのでは?

これはやった経験はないのですが、今振り返ってみると、このハイブリット案をやっていればよかったと後悔しています。

子どもたち向けと大人向けに分けることで、メリハリもついて、両案のデメリット・リスクをフォローできるのではないでしょうか。

では、最後に私が実際に小学校の入学式で話しをした内容を文例として掲載します。

小学校入学式のPTA会長挨拶の事例(私が話した内容)

第★回★小学校入学式に際しまして、PTAを代表してお祝いの言葉を申し上げます。

新1年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
先ほど皆さんが元気よく入場されたてきたお顔を見ていると、小学校への入学を楽しみにしていたことが良くわかりました。
小学校ではどんなことをするか知っていますか?
小学生になると算数や国語を勉強します。そして、広い運動場や体育館でたくさん運動をしたり、花壇でお花を育てたりもします。
1日の中で色々なことをしてお腹がへりますので、朝ご飯はしっかり食べてきてください。明日から元気に学校に来て勉強と運動をたくさん楽しみながら頑張ってくださいね。

そして新入生の保護者の皆様、本日はご入学おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
お子様の入学にあたっては、期待と不安が入り混じるお気持ちではないかと思います。初めて小学校へ入学されるご家庭は不安の方が少し多いかもしれませんね。
幼稚園や保育園でのお友達やお知り合いと別の学校となった方は、また更に不安に思われることがおありかもしれません。
わたくしも、息子と娘が入学した際には同じ幼稚園からの入学が少なったのですが、そのような不安は入学後すぐになくなってしまいました。
★小学校は朝の挨拶運動や校外の学習を複数学年で参加したりするので、子ども達のつながりが同級生だけでなく上下・全校でとても深まります。
また、担任の先生だけでなく、校長先生を筆頭に全ての先生方が子ども達1人1人に対して熱心で丁寧なご指導をしてくださいます。
今日の朝できていなかったことが、今日帰るときにはできるようになっていることがあると思います。まずは安心してお子様をお預け頂ければと思います。

最後にPTAの活動について少しお話をします。私たち保護者はPTAの会員として、子ども達の勉学や学校生活をより充実させるために様々な活動を行ってまいります。保護者の皆さまの時間が許す範囲で、授業参観や行事へのご参加をお願いいたします。その参加を通じて、まずはご自身のお子様から、徐々に同級生や他の学年の児童も我が子のように見守り、お声掛けをして頂ければと思います。
これから生活リズムを作ることからのスタートになるかもしれませんが、あまり慌てず急がず、お悩みがあれば先輩保護者も相談に乗りますし、PTAの相談窓口もありますので、それらを利用しながら子ども達と先生方をサポートして頂きたくお願い申し上げます。
新入生★名、全校児童★名と学校をPTAで是非一緒に盛り上げて行きましょう。

最後に改めまして、本日はご入学、誠におめでとうございます。

★年★月★日 ★小学校PTA会長 和蔵

まとめ

いかがですか?

改めて見てみたら、ほとんどが保護者向けですね。

これは、新入生には短く分かりやすく伝えることを意識した結果です。

それ以外のところで退屈するかもしれませんが、新入生たちに伝える気はないところなので聞いてくれなくても良いという割り切りです(^^;

挨拶・祝辞には正解はありませんので、最低限の型を抑えつつオリジナルの挨拶を考えてみてくださいね。



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